【特定技能・製造業】JAIM設立に伴う新制度と入会手続のご案内

2025/06/01
【重要】製造業分野における特定技能外国人の受入れに新たな動き

〜製造業における外国人材受入れ体制が大きく変わります〜

特定技能外国人を受け入れている、または今後受け入れを予定している製造業の企業様に向けた、制度変更と対応のご案内です。

2025年6月25日、経済産業大臣より、「特定技能外国人受入事業実施法人」として、

▶︎ 一般社団法人 工業製品製造技能人材機構(JAIM)が正式に登録されました。

JAIMは、従来制度運営に関わっていた「製造業特定技能外国人材受入れ協議・連絡会(協議会)」の機能を引き継ぎ、製造業分野における特定技能外国人の受入れ体制を支援する中核的な団体として設立されました。

🔗 【JAIM公式HP】https://www.jaim-skill.or.jp/


JAIM設立の背景と目的

特定技能制度の拡大に伴い、今後さらに多くの外国人材の受入れが進むことが見込まれています。こうした中で、製造現場の実態に即した制度運用の重要性が高まっており、現場からの声を制度に反映できる体制が求められてきました。

JAIMはそのようなニーズを背景に、製造業界が制度運営に主体的に関与できる枠組みの一環として設立されました。

今後は、外国人材が安心して働ける環境整備や、企業側の制度理解を促進することが期待されています。


JAIMの主な業務内容

JAIMでは、協議・連絡会の活動を引き継ぎ、以下のような業務を行うと案内されています。

  • ① 製造分野特定技能評価試験の実施
  • ② 評価試験対策講座・勉強会の開催
  • ③ 制度や受入れに関する相談窓口の運営(外国人からの相談対応も含む)
  • ④ セミナー開催などによる情報提供
  • ⑤ メールマガジンの発行
  • ⑥ 外国人受入れ支援に関する調査等
  • ⑦ その他、広報・支援活動

入会は義務です:JAIM未加入=特定技能外国人を雇用できません

ここが非常に重要です。

JAIMへの入会は、製造分野において特定技能外国人を受け入れるすべての事業所に義務付けられています。

したがって、JAIMに未加入の企業は、今後特定技能外国人の受入れを継続・開始することができなくなります。

また、すでに協議会に加盟していた企業も、新たにJAIMへの賛助会員登録が必要です。


入会手続について(2025年度)

【入会手続期間】
2025年7月1日(火)〜7月22日(火)

7月1日より手続受付が開始され、8月下旬より年会費の納付案内があり、9月下旬までの支払い完了が求められます。

※未入会の場合、今後の在留資格申請に影響が出る可能性がありますのでご注意ください。

👉 【参考:在留申請に関する書類変更の案内】


入会方法と必要書類

<手続1:情報移行同意書の提出>
現在、協議会に加盟している企業は、情報移行に同意することで一部手続きが簡略化されます。
「様式1:情報移行同意書」を協議会宛にメールでご提出ください。

<手続2:JAIMへの入会申請>
JAIMの公式HPより、賛助会員としての入会申請を行ってください。
必要書類(様式2〜5)について、同HP内で案内されています。

🔗 【JAIM入会案内ページ】
※協議会構成員の方は、マニュアル中の「Aパターン」に従うよう案内されています。


年会費について(2025年度は半額)

会員区分 JAIM正会員団体に所属 非所属
中小企業 30,000円 31,500円
大企業 40,000円 41,500円

※年会費は申請内容確認後、8月下旬から順次案内される予定です。


最後に

今回の制度変更は、単なる事務手続きの見直しではなく、特定技能外国人の受入れ体制の質を高め、よりよい就労環境づくりを目指すための一環と考えられます。

製造業において特定技能外国人の受入れを行っている、または検討している企業様におかれましては、JAIMへの入会手続きをぜひお早めにご対応ください。

弊社では、特定技能外国人のご紹介や受入れ支援、制度情報の提供など、企業様に向けた包括的なサポートを行っております。

ご不明点がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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