
先日、インドネシアの日本語学校を視察する機会がありました。インドネシアは日本語を学ぶ学生が多く、その語学力の高さや勤勉さが評価されています。特に近年は、日本の企業がインドネシア人材を積極的に受け入れる動きが加速しており、弊社の取引先企業からも「インドネシア人材を採用したい」という相談が増えてきました。こうした背景を受け、今回、現地の日本語教育の現状を直接確認するために視察へ向かいました。
視察した日本語学校は、非常に整った教育環境を備えていました。単に日本語を教えるだけでなく、日本文化や日本特有のビジネスマナー、仕事の仕方までしっかりと指導している点が特徴的でした。特に介護分野には力を入れて教育をしていました。

介護の現場では、日本語での円滑なコミュニケーションが求められるだけでなく、日本の礼儀やマナーが重要になります。この学校では、日本の職場文化を理解し、日本での実務にスムーズに適応できるよう、実践的なカリキュラムが組まれていました。例えば、介護現場での適切な言葉遣いや、日本の高齢者との接し方など、細やかな部分までしっかりと教育されており、卒業生がすぐに現場で活躍できるような準備がなされていました。
今回の視察では、学校側が私のために盛大な歓迎会を開いてくださいました。その中で特に印象に残ったのが、インドネシアの伝統武芸の演武や、日本の盆踊りのパフォーマンスでした。

伝統武芸の演武は、気迫あふれる動きと力強い演技が魅力的で、インドネシアの文化の奥深さを感じさせてくれました。そして、盆踊りのパフォーマンスでは、日本文化に対する彼らの敬意と親しみが伝わってきました。さらに、日本のアニメ文化への親しみを表す形として、学生たちが『ドラえもん』の映画の主題歌「ひまわりの約束」を合唱してくれました。
彼らの歌声はとても美しく、発音もしっかりしていました。この合唱からも、日本語を熱心に学び、日本文化を大切にしている姿勢が感じられ、私は大変感動しました。
今回の視察を通じて、インドネシア人材の優秀さを改めて実感しました。彼らはただ日本語を話せるだけではなく、日本の文化や仕事のやり方をしっかりと理解し、受け入れる姿勢を持っています。
今後、日本の企業がますますインドネシア人材を受け入れることが期待されます。特に介護業界をはじめとする人手不足が深刻な分野では、彼らの活躍の場が広がるでしょう。私も、優秀なインドネシア人材と日本企業の橋渡し役として、引き続きサポートをしていきたいと考えています。
インドネシア人材の採用に興味がある企業様がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談ください。皆様の事業に貢献できるよう、最適な人材をご紹介させていただきます。